父親の指示による遺産の相続の相談先
友人の父上が最近亡くなりました。
四十九日も過ぎた頃、たまたま彼女と会合で一緒になった折、お悔やみを申し上げ、お話を伺いました。
亡くなった後、残された家族たちが困らぬよう、遺産の相続に関するこまごまとした指示や、葬儀やその後のことの相談先を書いた書付が、遺影に使う写真とともにお父様の引き出しから見つかったそうで、几帳面な父らしいやり方でした、と 一人っ子の彼女は目を潤ませていました。
お年は87歳だったそうですが、死の間際までかくしゃくとした方だったそうです。
遺産の相続については 大きなものとしては家屋敷と株券があり、これだけは 父上の指定した税理士さんに相談されたそうです。
その他の貯金通帳やなにやらは、どこに何があるかは一緒に暮らしていた彼女は全部把握していたし、実際困ることは何もなかったそうですが、それでも元気なうちから自分の死後の家族を思いやっていて準備してくれていたことがありがたく、切ないと いう彼女の言葉に、同年代の親を持つ者としては他人事とは思えず、思わず涙を誘われました。
彼女は一人っ子でしたから お母様と二人でずっと住み続けているこのお屋敷を二人で相続し、その相続料については お父様が相談するようにと指示をされていたお父様の学友の税理士さんの息子さんに相談して やはりお父様が残された株券等を売って無事、支払えたそうです。
遺産の相続においては、相続料が払えず 遺産を手放す人もあるということですが、彼女の場合はそういうことも無く、平穏に遺産の相続が出来たとのことです。
相談先まで指示されたお父様の英断には頭が下がります。